「お仕事、なんですか?」


不規則なお仕事ってことしかわからない。


「紗雪ちゃんは俺がなんの仕事だと思う?」


「わからないです」


想像もつかないから聞いているのに。


「うーん……」


少し松田さんは考え込んで…… あたしに言った。


「なーいしょっ」


「…… !!」


「紗雪ちゃんならわかるよ」


これだけ言って、松田さんはこの話をほぼ強制的に終わらせた―――。