男の目は定まりなく動き回り、ごくりと喉が上下する。
それを見つめながら、ディーノは腹に響くほど低い声で囁いた。
「チャンスをやる。リザネロはどこにいる?」
その囁きに、けれど男はニヤッと口元を歪めた。
「背中ががら空きだ!!」
そう言い捨てる男からディーノは金色に輝く瞳だけを背後に流し、小さく舌打ちした。
正面に伸びていた蔦が、背中に向かって突進してくる。
「臭すぎるな……」
迫ってくる鼻先を汚す腐臭に辟易していた。
ディーノを食いちぎらんばかりに追う蔦が大きく口を広げて噛み付こうとした瞬間、ディーノは強く地を蹴った。
ふわり……男の身体を飛び越えるように身体が半円を描いて舞うのを男は定まらない眼で追っていた。
蒼い月がディーノの背中越しに笑っている。
それを見つめながら、ディーノは腹に響くほど低い声で囁いた。
「チャンスをやる。リザネロはどこにいる?」
その囁きに、けれど男はニヤッと口元を歪めた。
「背中ががら空きだ!!」
そう言い捨てる男からディーノは金色に輝く瞳だけを背後に流し、小さく舌打ちした。
正面に伸びていた蔦が、背中に向かって突進してくる。
「臭すぎるな……」
迫ってくる鼻先を汚す腐臭に辟易していた。
ディーノを食いちぎらんばかりに追う蔦が大きく口を広げて噛み付こうとした瞬間、ディーノは強く地を蹴った。
ふわり……男の身体を飛び越えるように身体が半円を描いて舞うのを男は定まらない眼で追っていた。
蒼い月がディーノの背中越しに笑っている。



