追伸 先生がくれた赤ペンを、病室の窓辺に置いておきます。 ちょうど花瓶の裏側にあるので、先生が持って帰ってください。 その赤ペンのおかげで、受験も、ハードな塾も乗り越えられました。 その赤ペンには、きっと不思議な力が宿っているはずです。 お願いです、先生。 どうか、先生の大切な教え子さんに、その赤ペンをプレゼントしてあげてください。 これが最後の、私からのお願いです。