◆◇翌日◆◇



「ん……重い」


目を覚ますと、お腹のあたりが重い


なにかしらと思って隣を見ると……


「くがぁ〜」


永倉さんが布団から手足をつきだしてねていた


しかも、左足が私のお腹に乗っかっていた



「…っ!!」


叫びそうなのを必死で押さえた


私のお腹に足が!!


信じられない!!



どおしよう……重い





その瞬間、


「いつまで寝てやがる……」



救世主、トシさんがはいってきた


「と、トシさん、助けてください!!」


私の言葉の意味を理解したトシさんは、永倉さんの足を退けてくれた


私は、すぐさま起きて、トシさんの元に言った



「ありがとうございます…足が重くて…」


私のお腹に足を乗っけるなんて、城でやったら、どうなることやら…



なんて考えてると


ぽんぽん


と、トシさんに頭を撫でられた


「すまねぇな……腹、痛くないか?」

「はい、大丈夫です」



トシさんに頭を撫でられるのは、とても心地良かった


すると、トシさんの手がスゥっと離れた