永倉さんは、てに持っていた焼きいもをすべて口にいれて、たちあがった


「風珱ちゃん、今から巡察いってくるから、あとは平助に頼んでくれ」


「えっ永「じゃあな!!」


いってしまった……


私が呆然としていると、後ろから、平助君が呆れた声でいった


「まったく、ぱっつぁんは……」



「風珱、焼きいも食わねぇか?」


私が頷くと、平助君はニカッと笑った


私、この笑顔好きだな…


「平助君、焼きいもの食べ方教えてください」



少し遠慮がちにいうと、平助は嬉しそうに笑った