**side風珱**


「ふわぁ…朝だ」



あれから、夕方に錦さんに起こされて、芹沢達とご飯を食べ、お風呂に長々と入り、錦さんの部屋で、今目覚めた



隣では、まだ錦さんが寝ていた


起こしたほうが良いのでしょうか?


でも、日も登っているし…


私は、考えた末、錦さんを起こす事にした



「錦さん、朝ですよ?起きてください」



体を揺すっても、全く起きる気配がない


「おきてくださ「錦はん!」


私の言葉を遮って、部屋に勢いよく入ってきたのは、きれいな女の人だった



女の人は、私に気づいて、目を丸くした



「か………、かわええなぁ〜!」



次の瞬間、私は女の人に思いっきり抱き締められた




「む、むぐっ!!……く、るしい」


私は必死でじたばたしたが、女の人の力は半端ではなかった




でも、


「お梅さん!!離してあげてください」


いつのまに起きたのか、錦さんの声でやっと女の人から解放された