私が一人でニヤニヤしていると、



「遅れてすまねぇ」




トシさんと近藤さんが入ってきた



それをみて目を輝かせる永倉さん



子供みたい……



トシさんと近藤さんが席についた



そして、合図を



「では、いただき「近藤!!風珱を連れにきた」



見事に遮って芹沢がはいってきた



永倉さんは……もちろんガックリと肩を落とした



「風珱、いくぞ」



芹沢は、あたかも当たり前のように言った



「行くってどこに行くのですか?だいたい私はまだ朝ご飯を食べていないんです」



すると、芹沢はニヤァッと笑った



「その心配ならいらん!!まぁついてこい」


ついてこいって……



幕府の者に見つかったらまずいから、余り外には出たくないんだけど………



私は、太刀と風呂敷を持って立ち上がった


「わかりました……」



「土方、ちょっと出かけてくる」


芹沢の呼び掛けにトシさんの眉間に皺がよる


「行くのはいいが、やりすぎないでくださいよ」


やりすぎないで?


どこいくのかしら