「ならば、多少の事では死にはせんだろう」 「……でも」 家茂の言葉に首を傾げる天皇 「でも?」 「風珱は……不治の心臓の病をもっていまして………いつ発作が起きて、倒れてしまうかわからない……下手したら死にかねないのです」 その言葉に顔を濁す天皇 「策は………姫を探す策はあるのか?」 家茂の顔が上がった 「我、徳川家に仕える、最強の【四天王】を使おうと……」