その頃、将軍一行は………────
孝明天皇と面会していた
「家茂公……桜鈴姫はつれてきたのか?」
「それが……」
言葉を濁す家茂
孝明天皇が言う、【桜鈴姫】とは、風珱のことだろう
本当は連れていくと天皇にも言ってあるし、途中までいた
でも、
「途中の山道で、何者かに連れ去られたか…………自ら逃げたかで………」
「では………居なくなったと言うことか?」
目を丸くさせて驚く天皇
「聞くに、桜鈴姫は桜のように美しく鈴のように綺麗な声を持っていて、剣の腕も相当たつと……それは真か?」
確り頷く家茂
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…