**side風珱**


「沖田さん!」


「へっ!?……すみません」



私はお風呂を上がり、沖田さんに話かけたのだが、それがこれだ


沖田さん考え事でもしてたのでしょうか……



それより……


「沖田さん、太刀と風呂敷ありがとうございました」


「いえいえ」


そういって、沖田さんはにこにこ笑顔で太刀と風呂敷を返してくれた



「じゃあ、行きましょうか」


「はい」



私は歩きだした沖田さんの後を歩きながら考えた



沖田さんて、いつも笑っていて疲れないのかしら


あんな作り笑顔、私だったら作れない



それに、いつもは隙や、気配すらないのに、さっきはすきだらけだった


きっと、私を疑っていて、何か考えこんでいたのかしら



「着きましたよ」


「はい」


私が沖田さんの部屋に入ると、沖田さんが布団をしいてくれた


「すみません……部屋に泊めて貰うだけでも迷惑なのに……」



すると、沖田さんはいつものにこにこ笑顔で



「いいですよ……それより、今日はもう休んだ方がいいですよ」


「じゃあ、お先に失礼します」



私は、沖田さんの言葉に甘えてねる事にした