少し歩くと、沖田さんが止まった
「ここが僕の部屋だよ」
沖田さんが部屋の襖を開けると、ほのかに甘い香りがした
「失礼します」
私が部屋に入ると、沖田さんが座布団をだしてくれた
私が座ると、沖田さんは私の前に座って、目をキラキラさせた
「風珱ちゃん、甘味は好きですか?」
甘味?
甘味と言えば、私の大好物ではないですか!
「はいっ!!大好物です」
すると、沖田さんが私の手を
ぎゅっ
と握った
そして、てをブンブンふった
「では、今度、一緒に甘味処に行きましょう!」
う……そ…
私の願い事がまた叶ってしまった
2つ目の願い事
『甘味処に行きたい』


