少し歩くと、さっきの八木邸についた


そのまま芹沢についていくと、トシさんの部屋についた


「土方、儂じゃ、入るぞ」


すると、中からの返事も聞かずに芹沢は部屋に入った


中には、幹部の人が集まっていた


「では、よろしくのぅ」


そういって、芹沢は部屋を出ていった


私は皆に向き直り一礼した


「これからよろしくお願いいたします」


すると、皆もつられてか、なぜか礼をした



すると、予め芹沢に話を聞いていたらしく、トシさんが話を進めた


「それでだ……部屋なんだが、空きがないんだ」


すると、沖田さんが


「僕の部屋がいーと思いまぁーす」


と言った


すると、今度は藤堂さんが


「いやっ、俺の部屋がいーと思いまぁーす!!」


と言った


すると、永倉さんが


「いやいやっ!!俺の部屋がいい!!」



と叫んだ


これではらちがあかない



それを見かねたトシさんが

「芹沢さんからの言伝てで、最初は、幹部の部屋を順番に使わせてやれとの事だ」


芹沢は、早速実行してくれた


私の一つ目の願い事


『沢山の人と話したい』




すると、トシさんが、こほんと咳をした


「順番は、総司、新八、斉藤、平助、佐之、で俺だ」


そこにいち早く反応したのは藤堂さん


「それって、隊の順番じゃねぇか!!」

たしかに……


私が関心しているとトシさんは、額に深い皺をよせて藤堂さんを睨んだ


「つべこべ言うんじゃねぇ……今日は解散だ、風珱は総司についてけ」


すると、沖田さんがニコニコ笑顔でこちらにきた

「よろしくね?風珱ちゃん」

「はい」



私もニコニコ笑顔で沖田さんについていって