桜鈴姫†出逢ひの刻†


スゥ────



沖田さんが、襖を開けると



し………ん──────



中には6人くらいの男の人がいて、その皆が、沖田さん………いえ、私を凝視していた


私がそんなに不細工だからって、凝視する事はないじゃないですか


そんな意味をこめて沖田さんを見つめると、なぜか


「はぁ……(無自覚とは、強力ですね)」


と、なぜかため息をつかれた


私がつきたいくらいです!!


すると、沖田さんは、私をぐいっと皆の前に立たせた


そして、私を(早く自己紹介してください)と言う意味で見つめた


私は沖田さんを(無理です)と言う意味で見つめた


すると、沖田さんは「はぁ……」と、一つため息をはき、自己紹介をてつだってくれた


「皆さん、自分の世界に戻ってください♪」

そんな、沖田さんの意味不明な言葉になぜか


「はっ!!すまねぇな」


「はっ!!ごめん」


「はっ!!すまんすまん」


「はっ!!………すまぬ」


「はっ!!申し訳ありません」

「はっ!!これはすまなかった」



と口々に、「はっ!!」と我に返った


一体、皆さんはどこにいって居たのでしょう


私が、不思議そうに皆さんを見ていると、また


「はぁ……(皆貴女に見とれて居たんですよ?)」


とため息をつかれた



一体なんなんでしょう


沖田さんはそんな私を無視して自己紹介を始めた