そのころ、広間では……───



｢ねぇ、”土方さん”……さっきの人、面白いですね……ぷっ…トシの部屋ですって｣


｢”総司”…いい加減にしねぇと斬るぞ｣


｢それにしても、さっきの人、めちゃめちゃ美人じゃなかったか？｣


｢はぁ……”ぱっつぁん”はいっつもそおなんだから｣


｢うるせぇ……”平助”だって思っただろ？｣


｢ほれ、ふたりとも止めろ｣


｢ちぇっ……”佐之”はモテるからってよぉ｣


｢…………｣


｢”一君”は、大人だね｣


｢”平助”達が騒がしいだけだ｣




それぞれが思い思いに言葉を交わしていた