「姫様?どうかされましたか?」



籠の外の家来に、私は小さくこたえた


「あの……他の家来や兄上はもう寝て仕舞われましたか?」


そんな私の質問に、不思議そうに答えてくれた


「えぇ……はい…数名の家来いがいはもう寝てしまっています」



私はさっきよりも小さい声でいった



「すみません……用を……用をたしたくなってしまって……」


すると、家来は少し考えた


こんな山の中には、勿論厠なんてない


すると、少しためらいながら言った


「姫様……すこし下品かもしれませんが仕方ありません……今はもう皆寝てしまっているので、今起きている家来を集めて、姫様と反対を向いているので、その間に用を……」



よし……作戦どうり



「では、準備ができたら、いってください……あと、私がよいと言うまでは、此方を向かないでください」


「はい」


そして、家来はどこかにいった