「姫様…朝でございます」



「うぅ……」



めをさますと、もう夜が明けて、日の光が眩しかった


「じぃ、今から和宮様をお訪ねしても大丈夫でしょうか?」



すると、じぃは頷いた



「では、早速準備をいたしましょう……」


じぃは優しく微笑んで部屋をでた


少しして、女中がきて準備をしてくれた



今日は、和宮様をお訪ねするということで、いつもより豪華な着物に、髪もいつもより豪華に結ってもらった


「姫様……お綺麗でいらっしゃいます……───」

「そうかしら?」

女中のお世辞を軽く流し、私は部屋をでた


今日は体調がすぐれていてよかった……



私は、自然と早くなるのを抑えて、いつものように、優雅に、しとやかに歩みを進めた