桜鈴姫†出逢ひの刻†


「芹沢!!」


私が勢い良く芹沢の部屋の襖をあけると、中にはお梅さんと芹沢が座っていた



いつもと違う私の様子に、ただ事ではないと気づいたのか、芹沢の顔が引き締まった


「そこに座れ」


私は、芹沢と向き合うように座った


「して、こんなに急いでなにかあったか?」


私は、懐から手紙をだした



「この手紙は、和宮様からの物です」



「か、か、和宮様!?」


一番に反応したのはお梅さん


芹沢も驚いて目を見開いている


「…これは、驚いた……風珱、中は読んだのか?」


私は首を横にふる



「ならば、読まねばならんな……」


「はい」


私は、皆に見えるように手紙を広げた



そして、その手紙の内容に、衝撃をうけた