**side風珱**



「ふわぁ……」



私がこの屯所にきて、一週間以上たった


幹部の人とも仲良くなり、部屋も一周したので、これからは、トシさんの部屋にお世話になると言う事になった


沖田さん曰、


「土方さんにいじめられたら、いつでもおいで?」



との事ですが、トシさんは優しく、お世話になりっぱなしです


今日だって……



机に突っ伏して寝ています


私は、寝巻きを着替え、桜色の簪をつけ、布団を綺麗に畳んだ



そして、トシさんの肩をポンポン叩いた



「トシさん、朝ですよ?」


すると、トシさんは、ムクッとダルそうに起きた


「あぁ、すまねぇな……先に広間にいっててくれ」



「はい」



私は、トシさんに一礼すると、部屋をでて、広間に向かった