広間につくと、
「あっ!!風珱ちゃん、どこ行ってたんだ!?」
さっきまで寝ていたはずの永倉さん
「……っもお!!永倉さんのお部屋には行きません!!」
私がそっぽをむくと、沖田さんが面白そうに笑った
「あはははっ!!新八さん、嫌われちゃったね」
それに、平助君も、原田さんにも笑われた
「あははっぱっつぁん、嫌われてるし!!」
「平助、てめぇ」
怒る永倉さんに、原田さんが笑いながら止める
「まあまあ、新八…平助のゆうことなんか…ぷっ」
「って、佐之!!おまえまで」
すっかり落ち込む永倉をよそに、襖が開いて、トシさんが入ってきた
「遅れてすまねぇ」
こうして、私には初めてとなる、皆さんとの食事がはじま……らなかった
「風珱!!でかけるぞ!!」


