「ドギャー!迷彩が無駄に!」
「残念だが、終りだ!」
バグオォーン


お、向こうは片付いたか。こっちもあんま待たしちゃあいかんわなぁ。
「オイ、お前の昆虫共が邪魔だからよ、お前だけを狙うわ。」
「しゃらくさい!」
ベギン
「見せてやる!聖帝より授かったこの素晴らしい力を!」
ほぉ、いきなりマッチョになりやがった。こりゃあドーピングか?
「死ねッ!」
ブンッ
ほぉ、地味にヘボいパンチだな。とりあえず
ガシィッ ズザアァァァッ
決まったぜ、拳を御し押さえて後ろに取る!
バアァーン
「う!は、離せ!」
「だが断る」
グゥン
「ぬおぉ~」
さあ行くぜ!イタリア人の気合マックスだ!
ブッ
「どおぉぉうりゃあぁぁぁぁぁッ!!!」
メキメキメキメキメキメキメキ
ドシャアーッ
ハァーッハァーッ決まったぜコラ!これが逆一本背負いじゃ!
「こ、このぉ!」
ヨラッ
まだおきあがんのか。
「もうやめとけ。左腕もイカれちまったんだから黙ってブッ殺されてろ。」
「なぁ~にィィ~?ー?ー!アギャァーッ!腕が!腕がぁーッ!」
「ま、右腕もアウトか。」
「なに・・・?ー!ギィヤアァァァァァーッ!!右腕が!右腕が!」
ヘッビックリしたか?ま、そうだよなぁ。
「だが、だが何故!何故痛みもなく右腕が切断されていたのだ!」
「よぉ、『波紋』って知ってるか?オレは波紋をまとった右足でお前が起き上がったと同時を切り落とした。そして切断面に波紋の膜を作り痛覚をちょいとマヒらせたんだよ。ついでに、お前の体にぶっとい風穴3つこさえてるぜ?」
「なッ!」
グシュウゥーッ
遊び相手にもなんなかったな。
「ストラーダ!空港まで飛ばすぞ!」
「あぁ!」
ったく、余計な時間取らせやがって!