「嫌だぁ……なんでぇ?」                         



美佳は毛抜きでトゲを挟み引っ張ってみた                                            



「い……た…」                         




ダメだ、深く刺さっているのか…………………                                                      



その時、眉毛を整える鋏が目に止まった                                                   



恐ろしい事に自然と鋏に手が伸びた                                  



「嫌、嫌だぁっ」                          



言葉とは裏腹に手は鋏を掴み……ゆっくりと………………確実に………トゲを目指して………一気に                                                                             



「ヒギャアァーッ!」