「瑠依、今回のデザイン相当悩んだみたい」
「俺の注文が多かったからですか」
「拓海君は、見えてる表面はシンプルに
内側に龍と薔薇をモチーフにして
ルビーとダイヤをって事だったでしょ」
「はい」
「今まで、いろんな仕事をしてきたけど
今回みたいに、内側に文字じゃないのは
初めてだからね」
「そうなんですか」
「そうなんだよ」
「瑠依さん」
「これが、拓海に頼まれた指輪」
俺は、指輪を受け取り内側を見た
「どうだ、拓海のイメージしたもんと」
「イメージ以上です」
「それなら良かった」
「この指輪に使ったルビーもダイヤも
いい物だから高くなったんじゃないの」
「冬華さんの言うとおり、自分で
予想していた金額より高いですけど
かまいません」
「拓海ならそう言うと思った」

