僕の大切な人





「蓮君、この≪アクア≫はね
何十年って通ってくれてる
常連さんが殆どなんだ
だから、僕達にいろんな事を
話してくれるんだ」

「…そうですか」

「心配しなくても話の内容は一切
他の誰かに知られるような事はないからね」

「…はい」

「蓮君の悩んでる事は
僕達になら理解してあげられると思う
だって、僕と隣にいる恭司とは
パートナーだからね、
もう30年以上一緒にいるしね、
その間にいろんな事があった
蓮君には蓮君にしかわからない
悩みがある、でもね1人で悩んでると
とんでもない結論を出す事があるんだ
それで後悔するかもしれない」

「…はい」