「渡井さんって楽しい人だね」 「だな」 「でも…時折悲しそうな目をしてる時が あって、それがちょっと気になったけど」 「そんな目してたのか?」 「うん」 「そうか… 豪は2年前に最愛の人を 病気で亡くしてんだよ」 「…そうなんだ だから、あんなに悲しそうな目をしてたんだね」 「そうだと思う」 「いくら過ぎても最愛の人を亡くした 悲しみは、なかなか癒えないからね」 「だろうな」