そして時間はあっという間に過ぎて放課後になった。

いよいよかぁ。

緊張するなぁ私。

学校のグランドへ向かう私と麗美。





しばらくして泰樹くんがやって来た。

「優美ちゃんじゃん。どうしたの?俺に話したいことあるんでしょ?」

やばい。

緊張しすぎてやばい。

ドキドキドキドキ。

「あの…泰樹くん…」

泰樹くんは頷いた。

「うん。なんだい?」

手汗がやばい私。

しかも顔が真っ赤。

「私と付き合ってください。」

やっと言えた。

涙が出てきた。

「泣くなよ。いいよ。付き合おうよ。」

意外な答えが返ってきた。

泰樹くんが私の涙をそっと拭いてくれた。

「実は俺も優美ちゃんに告白しようとしてた。一目惚れしてさぁ。」

えっ。

これって運命なの?

両思いかな?