運命の恋人

姉が私を羨ましそうに笑顔で見ていた。

「道端で抱きしめあうとか。ラブラブだね。」

私は顔を真っ赤にさせて

「ちょっとお姉ちゃんたら。」

泰樹くんは笑顔でそんな私を見ていた。

「泰樹くんはじめまして。優美の姉の優紀です。優美をよろしくね。」

姉は泰樹にそう言うと先に帰って行った。

「お姉さんいたんだね優美。」

「うん。」

私は頷いた。

泰樹くんは私の手を優しく握って言った。

「俺、優美のこと幸せにするから。俺が18歳になったら結婚してください。」

プロポーズされた。

私は嬉しさのあまり号泣した。

「結婚しよう。泰樹くん。」

泰樹くんは優しく私の涙を拭いてくれた。

そして私を強く抱きしめた。

「俺もう離さないから。優美を寂しくさせないから。」

私は泰樹くんの胸で泣いた。

「ありがとう。ずっと一緒だよずっとね。」

泰樹くんは私の頭を優しく撫でた。

「じゃあ帰ったらメールするからね。」

泰樹くんはそう言うと帰っていった。