病院をあとにした私。

ショックで涙がとまらない。

なんで…

美緒ちゃんあんなに元気なのになんでなの?





しばらくして家に着いた。

「ただいま…」

小さな声でぼそっと言った。

どうやら夕飯はカレーみたい。

だけど今は何か食べたい気分ではない。

自分の部屋で私はベッドに横になった。

一人で泣いている私。





しばらく時間がたち、母の声が聞こえてきた。

「優美ご飯よ。今晩はカレーよぉ。早く来なさい。」

私の部屋の前で母が大きな声で話した。

「いらない…」

「カレー食べないの?」

母は心配そうに話した。

食欲なんてない。

何も食べたくない。

私はベッドの上で眠りについたのだった。