気がつくと昼休み。

あれ?

どうやら私今までずっと寝ていたみたいなのだ。

「優美ちゃんよだれたれてまちゅよ。」

麗美が私を馬鹿にしている。

「もう!麗美なんか知らないから!」

私は顔を膨らませた。

「優美知ってる?今日泰樹くん休みなんだって。」

泰樹くんお休みかぁ。

残念だなぁ。

「そっかぁ。病院行くのかな。妹入院しているんだって。」

麗美はびっくりした表情を見せた。

「え!妹入院しているの?」

「うん。肺炎なんだって。」

妹大丈夫かなぁ。

私心配だなぁ。

「優美!お見舞いに行ってあげなよ。」

麗美が真剣な顔している。

「わかった。」

私は学校帰りに泰樹くんの妹の病院にお見舞いに行くことにした。