「いる」 「そうですか…」 やっぱいるんだね。 1年も会わなかったら 他に好きな人できちゃうよ… 「桜井は?」 「私もいるよ」 誰かなんて言えないけど。 言ったら迷惑になるし。 けどこうやって先生はあってくれた。 最高の思い出になる。 美しい思い出として残したいから、誰かは言わないよ… 歩いてると先生は足を止めた。 「あのさっ」 振り向いて先生をみる。 「俺の好きなやつって年下なんだ。」 「年下?」