ロシアンルーレットⅢ【アクションコメディー】

翌日。

さっき日付変わったから二日後か。



深夜12時過ぎ、俺は遅い夕食をファミレスで摂っていた。


乃亜が今、家にいないから、当分はここでお世話になるんだろうね。

メニューに飽きたら、どっか他探さねぇと。



店員が注文した料理を運んできたところで、俺の携帯が鳴る。


嫌な予感。



が、無視する訳にもいかず、しぶしぶジーンズのバックポケットから、やかましいそれを取り出し耳に当てた。



「河川敷だ。皆人、3分で会計済ませて店を出ろ」


最小限の言葉だけ吐き出し、相手は俺の返事も聞かずに一方的に電話を切った。