促されるまま石原は、漆原と蜂須賀に挟まれた席に腰を落とした。
テーブルの上には、先ほど石原が蜂須賀に『プレゼント』したディスクが、ケースに入ったまま置かれていた。
「これ」
蜂須賀は折った人差し指で、トントンとそれを叩く。
「見せて貰った。ヤバいなコレ、無修正かよ。3回も抜いたわ」
言いながら、わざとらしい笑い声を上げる。が、すぐその顔から笑みは消し去り、続けた。
「してやられたよ。モノはどこへやった?」
表情のない整った顔は、一層冷たさを纏う。
蜂須賀に見据えられ、石原は未だかつて味わったことのない恐怖を覚えた。
テーブルの上には、先ほど石原が蜂須賀に『プレゼント』したディスクが、ケースに入ったまま置かれていた。
「これ」
蜂須賀は折った人差し指で、トントンとそれを叩く。
「見せて貰った。ヤバいなコレ、無修正かよ。3回も抜いたわ」
言いながら、わざとらしい笑い声を上げる。が、すぐその顔から笑みは消し去り、続けた。
「してやられたよ。モノはどこへやった?」
表情のない整った顔は、一層冷たさを纏う。
蜂須賀に見据えられ、石原は未だかつて味わったことのない恐怖を覚えた。



