建物内は既にウィルスが蔓延しているかも知れない。
けど……。
躊躇っている暇なんかなかった。ないと思った。
もしまだ、ウィルスがばら撒かれていなかったとしたら、坂下が今正に、それを決行しようとしているとしたら。
それを今止められるのは俺だけだ。
入口の透明な分厚いガラス扉を押してみたら、いともあっさりそれは開いた。
施錠はされていないかった。
ということは、だ。
『施設のみんなで仲良くお出かけ』という可能性は消えた。
俺の気分は益々ネイビーブルー。
もうこれ、最悪の事態を覚悟した方が良さそう。
どうか子どもたちだけでも無事でいてくれ。
「お邪魔します」
取り敢えずはお決まりの挨拶を口にして、足を踏み入れた。
嗅ぎなれた嫌な臭いが俺の鼻を襲う。
硝煙の匂いと鉄の匂い。
銃殺か……?
ウィルスじゃないらしいことにはホッとするが、風穴の空いた死体が転がっているのは間違いない。そう思ったら激しく萎えた。
けど……。
躊躇っている暇なんかなかった。ないと思った。
もしまだ、ウィルスがばら撒かれていなかったとしたら、坂下が今正に、それを決行しようとしているとしたら。
それを今止められるのは俺だけだ。
入口の透明な分厚いガラス扉を押してみたら、いともあっさりそれは開いた。
施錠はされていないかった。
ということは、だ。
『施設のみんなで仲良くお出かけ』という可能性は消えた。
俺の気分は益々ネイビーブルー。
もうこれ、最悪の事態を覚悟した方が良さそう。
どうか子どもたちだけでも無事でいてくれ。
「お邪魔します」
取り敢えずはお決まりの挨拶を口にして、足を踏み入れた。
嗅ぎなれた嫌な臭いが俺の鼻を襲う。
硝煙の匂いと鉄の匂い。
銃殺か……?
ウィルスじゃないらしいことにはホッとするが、風穴の空いた死体が転がっているのは間違いない。そう思ったら激しく萎えた。



