ロシアンルーレットⅢ【アクションコメディー】





坂下や睦月くんたちが育ったツバサ学園は、都心から随分と離れた場所にあった。

車を目一杯とばしたけど、到着まで2時間近くかかった。



頼む、間に合ってくれ。

ただもう、祈るしかないしね。





それは低い塀に囲まれた四角いコンクリートの建物だった。施設っぽいのは確かだけど、外観だけでは何の施設かわからない。



ガランと静まり返ったそこ。

人の気配が全くないことに、どうにも嫌な予感がする。



子どもたちは学校か? ふとそんな淡い期待を抱いたけど、あいにく今日は土曜日だ。



この一週間ぐらい、ずっと『あいにく』続きだ、クソッ……。



だがしかし。

あいにくこっちも本気なんだよ。


ヘタレ警官、ナメんなよ。