誰もが何の反応も示さず、黙って静かに聞き入っている。日置はそれに少し戸惑いながらも再び口を開く。
「横山は13歳。梶に至っては、7歳。そして三人共、脱走直後に発見、保護されています。
そのことから、三人は坂下を逃がすための囮だったと考えます」
語尾を『思います』で報告すると、窪田はブチ切れるからな。『考えます』は妥当な表現だ。
「三人は施設職員への復讐を蜂須賀に託した」
兄貴がボソリと呟いた。
日置は兄貴にチラと視線をやるも、その呟きには答えず続けた。
「当時の職員は既に二名退職しています。ですが、三年前と五年前にいずれも原因不明の心臓発作で死亡」
「それも坂下の仕業か?」
谷口さんも口を挟む。
「はい、恐らく……。確証はありませんが」
「横山は13歳。梶に至っては、7歳。そして三人共、脱走直後に発見、保護されています。
そのことから、三人は坂下を逃がすための囮だったと考えます」
語尾を『思います』で報告すると、窪田はブチ切れるからな。『考えます』は妥当な表現だ。
「三人は施設職員への復讐を蜂須賀に託した」
兄貴がボソリと呟いた。
日置は兄貴にチラと視線をやるも、その呟きには答えず続けた。
「当時の職員は既に二名退職しています。ですが、三年前と五年前にいずれも原因不明の心臓発作で死亡」
「それも坂下の仕業か?」
谷口さんも口を挟む。
「はい、恐らく……。確証はありませんが」



