ロシアンルーレットⅢ【アクションコメディー】

「睦月は――

児童養護施設で育ったんだよな?」


「はっ? 兄貴、何言ってんだよ? んな訳ねーだろ? みなしごハッチが刑事なんかになれっかよ?」


「あいつは刑事じゃねぇよ。フリーのプログラマーだ」

谷口さんがすかさず口を挟む。



「はぁー?」


んなもん、初耳だし。


けど待て待て。

チワワくんだって刑事じゃない。警察なんか無縁の……いや、無縁じゃねーな、どっちかって言うと世話になってるか。


どっちにしても警察関係者じゃない。しがない爆弾オタクホストだ。



「何だよ、みんなして。ほんと何だよ?

睦月くんは、信用出来ねぇって言いたいのか? けど今まで信用して来た。仲間として戦力として、あんたらと一緒に尽力して来た。そしてトラブルは一度もなかった。そうだろ?」


仲間を疑うなんて、俺はごめんだ。



もう二度と、信頼している人に裏切られたくなんかねんだよ。


それは、ここに居るみんなだって一緒のはずだろ?