ロシアンルーレットⅢ【アクションコメディー】

仲間として次に会った時は、全く違う印象だった。


ヒョロンとして頼りなげな優男。いつもヘラリと笑って、けど指示された任務はソツなくこなす、そんな感じだった。



『善か悪か、それを判断する能力が君にあるのか?』



初対面だったあのバーで、俺を真っ直ぐ見据え、鋭くイタいところを突いて来たあの男と同一人物だなんて、兄貴に言われるまで気付かなかったし。



二面性を持つ男。

どっちが真の姿かわかんねぇけど、どっちもデキるヤツには違いない。


そんな睦月くんの尾行をまいた蜂須賀、恐るべし。



「でも蜂須賀の目的地は兄貴が吐かせたから、何とかなんじゃね?」


睦月くんを庇う訳じゃないけど、例え蜂須賀が目的地を変更したって、手掛かりにはなるはずだ。