その時、けたたましい救急車のサイレンが聞こえた。それは急激にボリュームを増し、そして鳴り止んだ。
「この病院、救急車良く来るなぁ」
谷口さんがボソリと零す。
俺はなんとなく気になって、ベッドから窓際へと降り立ち、窓越しに外を見下ろした。
ちょうど、救急車から病院内へと、患者が担架で移送されている真っ最中だった。
担架の上で、苦しそうに顔を歪めている男に見覚えがあった。
チワワくんだ。
石原雅(ミヤビ)、ホスト兼政府の工作員(兄貴のパシリ)、爆破のスペシャリスト、子犬のような可愛らしい顔からは想像もつかないデンジャラスボーイ。
通称『破壊の天使』。
……ってコレ、今俺がつけた。
「この病院、救急車良く来るなぁ」
谷口さんがボソリと零す。
俺はなんとなく気になって、ベッドから窓際へと降り立ち、窓越しに外を見下ろした。
ちょうど、救急車から病院内へと、患者が担架で移送されている真っ最中だった。
担架の上で、苦しそうに顔を歪めている男に見覚えがあった。
チワワくんだ。
石原雅(ミヤビ)、ホスト兼政府の工作員(兄貴のパシリ)、爆破のスペシャリスト、子犬のような可愛らしい顔からは想像もつかないデンジャラスボーイ。
通称『破壊の天使』。
……ってコレ、今俺がつけた。



