美桜は驚いて声も出えへんみたいや。
「美桜?」
「……」
「美桜って」
「あ、あぁ、ご、ごめん。あんまりにもびっくりしたから。渉って料理出来たんやな」
「出来るわけないやろ。どんだけおかんにめちゃぼろ言われたか」
「ハハハ…そうなん。そしたら」
「ん。美桜がバレンタイン手作りしてくれたからやっぱりお返しは手作りや て思ったんや。美桜を驚かしたかったし。サプライズ成功やな」
「ハハハ…充分成功です。ありがとう」
「ん。食べてみて」
「うん。そやけど」
「何?」
「切るの勿体ないな」
「ほな食べへんか?」
「た、食べます、食べます」
俺が取り上げようとしたのを慌てて奪いナイフを入れて皿に各々盛り
「いただきま~す」
デカい口で頬張った。
「…う、う~ん美味しい」
「ほんま?」
「うん。叔母さんのと同じくらい美味しい。いや、それ以上かも」
あっという間に食べた。
「あ~美味しかった。ごちそうさま」
美桜は満足そうに微笑んでる。
あ~
無理しても作ったかいがあった。



