「委員長」
「うん?」
私の前には、アイツの答案用紙が
「えっ、えっぇぇぇぇ…ひゃく、百点!!」
「委員長、声デカイ」
へっ?
ク、クラス中の視線が私に
「す、すみませんでした」
深々と一礼
クラス中、大爆笑。
「立ってるついでだ、取りに来い」
答案用紙を取りに行く。
「委員長、何点やった?」
どうせ負けたんやから何点でもええわ。
折ったままの答案用紙をアイツに渡す。
――
―
「なんや、委員長も百点か」
へっ?
答案用紙を奪い返し
「ひ、ひ、百点!!」
「委員長」
あっ!
また、みんなの視線が私に集中
再び
「すみませんでした!」
またまた、大爆笑!
「静かに!そうだ、今回のテスト満点は二人だけだ」
オォー!とクラスからの驚嘆の叫び声。
は、恥ずかしい。



