「美桜あんた、えらい猛勉強してるんやな」
小姉。
「期末か?」
「うん」
「また渉君と勝負してるん?」
大姉まで…
「仕方ないやん。渉がしつこいんやもん」
「わざと負けたったら」
な、何言うん?
「小姉、そんなんして渉が勝っても喜ばへんで。それに何で負けなあかんの?渉 は顔もええしスポーツかって出来るし性格もええやん。おまけにモテるし、 私…全部負けてんねんで。 頭くらい勝ちたい!」
「ハハハ…」
へっ?
「あんた、何やかんや言うてものろけてるやん」
はぁ?
「私は、じ、事実を」
「焦らんでええ」
「うん。それはのろけやん」
大姉も小姉もおかしい。
何故に事実を言ったらのろけなんですか?
「渉君かてな、きっと美桜は顔がええ性格ええモテてる。そやから俺は試験だけ では勝ちたいって言うと思うわ…な、薔子姉?」
「うん。私も桃の言う通りやと思うわ。あんたら結局似た者同士なんや」
似た者同士か。
ま、確かに似た者同士やけど!
「お姉ちゃん」
「うん?何 大きな声出して」
「負けず嫌いとかは似てるかもしれんけど」
「うん?」
二人の視線が私に注がれる。
「私は、美人やないし運動音痴やし性格ようないし、それに私はモテません!」
私はお姉ちゃんらとはちゃうねん。
「…あんたな」
「賢いのに、何で自分のことは分からへんのん」



