「少しは楽になったか?」 そう聞かれ、わたしは頷いた。 「………そうか……… じゃあ………」 男は一瞬目を見開き驚くと微かにニヤッとして、顔を近づけてきた。 な、何? 今度こそキスされる?! わたしはまたおもいっきり目を潰った。 さっきもこれであんなことになったのに、懲りないわたし。 だってキスだけは無理!! ……………チュ いやらしく音をたててキスされた…… 唇ではなく……… 頬に。