恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】




翡翠……好き……
別れたくないよ……



「だいすき、だ、から………わかれ、たく……ない……は、はなれたく…ない、よ」



するといきなり体を起こされ、翡翠の上に向き合う形で座らされた。



「ひ、すい?」



「怒鳴ってごめん」



そう言われ、抱きしめられた。



「俺も……珠莉が好きだ」

翡翠は子どもをあやすように、わたしの頭から背中を撫でながら言った。



「う、そ……でしょ……?」



「嘘じゃない。
お前のこと……愛しくて可愛くて仕方ない」



「じゃあ……どうして……茜と………?」



「それは………」



翡翠はポケットに手を入れて何かを取り出した。



「右手出せ」



言われるまま右手を出すと薬指に指輪をはめられた。


「これを選ぶのに付き合ってもらったんだ」



「な、んで………?」