わたしは倒れていたらしい。
電話をかけても出なかったから、心配した翡翠が家に戻るとベランダに倒れてたって。
病院の先生が言うには、ただの睡眠不足。
検査をして翡翠が先生に呼ばれ、少ししてから戻ってきた。
「帰って大丈夫だって」
「わかった」
それから二人で家に帰った。
「珠莉……こっち来い」
家に帰ってすぐ、翡翠に呼ばれた。
わたしは翡翠と少し距離を置いてソファーに座った。
「…………なんで……距離を置く?」
翡翠に嫌われてるから………
「………」
そんなことは言えずに黙り込む。
「……俺のこと………嫌なのか?」
え?
翡翠の顔を見た。
「なぁ………俺のことが……嫌なんだろ?」



