珠莉が何かを悩んでいたことくらいわかっていたのに……… 俺は珠莉が離れて行くことばかり恐れて、何もしてやることが出来なかった。 臆病だな……… 珠莉………… お前が許してくれるなら、俺の傍に戻ってきてくれ……… 珠莉……… 好きなんだ。 お前のことが…………こんなにも………… 病院のベッドの上に寝かされた珠莉の右手を握りしめた。