それでも、申し訳なさそうな顔をしていたから、話しを変えた。
「それにしても亜由美さん!
彼氏さんよかったですね」
「え?えぇ………
社長達のおかげで……」
そう言って亜由美さんは翡翠に視線を向けた。
「社長、ありがとうございました。
あと、珠莉ちゃんを危ない目に合わせてしまって、すみません」
「お礼はいい………
だけど、珠莉をここに連れてきたのは許せねぇ……」
翡翠を見ると、すごく怒っていた。
「翡翠!違うの!
亜由美さんは悪くない!」
「何が違うんだ………」
こ、怖い……
けど、負けないから!
「わたしがここに連れて行ってって頼んだの!
亜由美さんはそれを止めてくれたけど、わたしが無理頼んだの!」
「どうしてそんなこと無茶なこと……」



