恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】




それでも、申し訳なさそうな顔をしていたから、話しを変えた。



「それにしても亜由美さん!
彼氏さんよかったですね」



「え?えぇ………
社長達のおかげで……」



そう言って亜由美さんは翡翠に視線を向けた。



「社長、ありがとうございました。
あと、珠莉ちゃんを危ない目に合わせてしまって、すみません」




「お礼はいい………
だけど、珠莉をここに連れてきたのは許せねぇ……」



翡翠を見ると、すごく怒っていた。




「翡翠!違うの!
亜由美さんは悪くない!」



「何が違うんだ………」


こ、怖い……
けど、負けないから!



「わたしがここに連れて行ってって頼んだの!
亜由美さんはそれを止めてくれたけど、わたしが無理頼んだの!」



「どうしてそんなこと無茶なこと……」