恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】




「わたしが………何ですか?」



顔が強張る亜由美さん。
何かあるの?




「………何でもないわ。
とにかく、社長と離れなさい」




絶対何か隠してる………



「絶対に、離れませんから……」



「まだ、そんなこと…「亜由美さん。わたし、聞いたんです」」



亜由美さんの言葉を遮り、わたしは言った。



「亜由美さんは、会社のために、翡翠と近付けさせられたって」



「違うわ」



「亜由美さんは、ほんとに翡翠のことが好きなんですか?
ほんとは他に好きな人がいるんじゃないですか?」



「な、何を根拠に………そんなこと……」



亜由美さんは、少し動揺し始めた。



「亜由美さん、すごく哀しそうな瞳してるから」



「い、意味が…わから……」