おじさんはまだ成人もしていないわたしに、何故いつも昼間に来るのか、とか、何故いつも一人なのか、とか何も聞いてこない。



多分、気になってるとは思うんだけど。





おじさんがそういう人だからこそ、わたしはここに来ることが出来る。




それにおじさんは、そんなわたしをいつも優しい笑顔でここに迎え入れてくれる。




ここにくると会話をあまりしないけど落ち着けるし、おじさんに会える。





おじさんは今のわたしが、一番信頼できる人なのかもしれない。






「――はい、どうぞ」





しばらくすると、いつもの物が出来ていた。





サンドイッチとココア。




ここでは、これしか頼まない。