恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】




「ごめんね……
今まで連絡できなくて……
でも今は自由だし、これからはちゃんと連絡する!」


「何があったかは知らないけど、シュリ姉が帰ってきただけでうれしい……
俺からも連絡する!」


そう言ってまた抱き着いてきた。



相変わらず、お姉ちゃん思いのいいやつだ………




「おい………」


わたし達の様子を静かに見ていた翡翠が低い声で言った。


なんか怒ってる?




「誰?このおじさん」



「こ、紘汰!」


それは禁句だよ!
ただへさえわたしと年が離れてること気にしてるのに………



「おじさんで悪かったな。
珠莉を離せ、ガキ」



「ガキじゃねぇし!
シュリ姉!このオッサンとどういう関係だよ?」



だから、翡翠を怒らせないでよ〜
あとが怖いのに………