「シュリ姉?!」
わたしを見て固まっていた男子はそう言って、近寄ってきた。
わたしのこと知ってる……?
それに……
"あか姉"
あの呼び方をするのは……
「こ…うた?」
「シュリ姉!」
そう言って抱き着かれた。
松下紘汰-マツシタコウタ-
わたしの一つ下。
昔は声も高かったのに……
それに身長もすごく高くなってる………
あんまり変わらなかったのに。
「ほんとに紘汰?」
「そうだよ!」
「声変わりもしてるし、身長も高くなってるし………わからなかった」
「シュリ姉は相変わらずチビだな!」
ニカッと笑った紘汰。
それは昔と変わっていなかった。
「う、うるさい!」
紘汰をバシッと叩いた。
「それより、今までどうしてたんだ?
みんな心配してたんだ」



