「みんな珠莉ちゃんに会ったらびっくりするわね」
そう言って立ち上がったお母さん。
「おいで」
わたしと翡翠がお母さんに連れて行かれたのは食事をするホールの奥。
子供部屋があるところ。
そして、お母さんが開けたのはわたしが使っていた部屋。
そこは、わたしがいた頃のまま変わっていなかった。
「茜は?!」
ここは相部屋。
一緒の部屋だったのは茜だ。
だけど、荷物がない………
「茜ちゃんは………」
わたしは次の言葉を待った。
茜は?
部屋が変わっただけ?
それとも………
「母さん?どうしたんだ?
あか姉なら………」
そう言って入ってきたのは、高校生くらいの男の子。
野球をしているのか、丸坊主だ。
というかその呼び方………



